walkey Trainers File1

頑強なボディに、栄養(の知識)も満点! / walkey 添田俊介トレーナー

取材・構成・文/大田原 透 撮影/清水こなあ

頑強なボディに、栄養(の知識)も満点! / walkey 添田俊介トレーナー

walkey Trainers File1

walkeyの個性豊かなトレーナーたちを紹介する「walkey Trainers File」。

栄えある第1回は、walkeyのトレーニングメニュー開発にも携わる、添田トレーナーだ。

そえた しゅんすけ/1993年1月9日、福島県生まれ。大東文化大学国際関係学部にてアジアの言語や文化を研究。社会科の教員免許を取得するが、卒業後は一般企業へ就職。建築関係の営業職として働くも、多忙のため体調を崩し退職。郷里の福島に戻り、食品会社の品質管理職に従事することで、食や栄養についての知見を深め、トレーナーになることを決意。東京でパーソナルトレーナーとして活動している折にwalkeyに出会う。NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)-PFT、NESTAシニアフィットネストレーナー、FMS Level1。

「100年歩けるわたしへ」を目指す、東京・自由が丘のwalkey(ウォーキー)。独自開発のデバイスを使って、自宅でいつでもトレーニングが行える、ユニークなサービスが話題となっている。しかも、自由が丘のお店では、トレーナーによるパーソナルトレーニングや「歩行力チェック」といったサービスが受けられる。

こうしたwalkeyの独自プログラムの開発にも携わるのが、添田俊介トレーナーだ。添田トレーナーは、都内のパーソナルトレーニングのジムで研鑽を積み、walkeyの立ち上げから参加。店頭でのトレーニング指導はもちろん、自宅で行うトレーニング動画は添田トレーナーが中心になってまとめている。

最近は、健康経営に積極的な企業にも出向き、従業員向けのwalkey出張トレーニング指導も行っているという。
「walkeyのデバイスは、いわゆる健康器具とは一線を画した、きちんとしたメソッドに基づいてトレーニングができるのが魅力。しかも、シンプルでおしゃれです!」(添田トレーナー)

「walkeyデバイスを使って、ご自宅で行えるトレーニング動画は、133種類あります。今後も増やして、200種類ほど作る予定です。こうしたプログラム開発の他に、メディカルフィットネスの専門家や理学療法士などとも連携した、新たなコース開発も行っています」(添田トレーナー)

今後増やしていくのは、身体の調子を整えるコンディショニング系のトレーニングや、身体のゆがみを整えるための骨盤にフォーカスした体幹系のトレーニングメニューだと添田トレーナーは語る。

「お客さまの声を聴きながら、ニーズに合わせ、必要なメニューを新たに作っています。というのも、お客さまの課題は、ひとそれぞれ異なるからです。『歩行力チェック』を行って、身体の左右差を徹底的に調べた上で、関節の状態を整え、筋力も左右均等になるよう、緊張している部位をほぐし、弱い部分を補強していきます。個人のお身体の状態に応じた、オーダーメイドのエクササイズを行っていただくのがwalkeyの特徴です」(添田トレーナー)

歩行分析の世界的名著『ペリー歩行分析 原著第2版 正常歩行と異常歩行』が生まれた、北米ロスアンゼルスのランチョ・ロス・アミーゴ国立リハビリテーションセンターにある「キネシオロジーラボ」を訪ねるのが、添田トレーナーの密かな夢だとか。

“いきなり、やらせ過ぎない” 理想的なトレーニング施設

丁寧に、言葉を選びながら語る添田トレーナー。添田トレーナーをひと言で表すと、“優しいひと”。笑顔を絶やさず、相手の話を、丁寧に聴いている。添田トレーナーのファンの常連のお客さまが多いのも、なるほど納得である。

「3か月ごとに行うwalkeyの『歩行力チェック』は、本当に入念に行います。足の指から頭の先までチェックして、しかもコミュニケーションもしっかり取れるのは、トレーナーの立場としても、とても恵まれたシステムだと感じています。“いきなり、やらせ過ぎない”のがwalkeyの良いところです(笑)」(添田トレーナー)

今後、添田トレーナーが取り組みたいと語るのは、解剖学的に動作を科学する知見を活かした歩行指導や、トレーナーになる前に食品衛生管理の仕事で培った食や栄養のアドバイスだという。

「walkeyで提供するトレー二ングは、歩行のための身体の土台作りですが、実際の歩き方のサポートも行っていきたいですね。“ダイエット”って、皆さん減量のことだと思っていますが、元はギリシャ語で生き方や生活習慣を指す言葉です。身体の不調には栄養が関係していることも多いので、私のセッションの合間には、ちょこちょこそうしたお話もさせていただいています(笑)。“魚介類やナッツに多く含まれるマグネシウムって、血圧を調整させる作用がありますよ”なんてお話です」(添田トレーナー)

食や栄養への関心が高いだけに、添田トレーナーは料理も自分で作る。カレーのスパイスへのこだわりも相当だとか。ちなみに、朝食はフルーツをたっぷりのスムージーを、何と2000kcal分摂るのだとか! 編註:walkeyデバイスのハンドルは、調理器具にはなりません。

ということで、あっという間に約束のインタビュー時間は終了! 最後に、5年後、添田トレーナーはwalkeyで何をやっているのだろうか? 聞いてみることにした。

「walkeyのお店は、自由が丘だけでなく、国内だけでなく、海外にも増えているはずです。リハビリ施設との連携や、健康経営に理解のある企業にもデバイスが置かれるようになっていると思います。そうした新たなニーズに向けて、新たなコースを作ったりと、今と同じく奔走していると思いますよ(笑)」(添田トレーナー)

次回「walkey Trainers File」の第2回は、walkeyの“アクティブママ”、元歌手という異色の経歴を持つ、長谷川雪江トレーナーが登場。今後も、walkeyの個性豊かなトレーナー陣を、続々紹介していく予定だ!